真性包茎で病院の初診を受けるときは何科へ受診するべき?
真性包茎とはどんな状態か
包茎のなかでも真性包茎は、仮性包茎と違い包皮が剥けることのない状態をいいます。真性包茎の場合は常に包皮が亀頭を覆っている状態で、これは汚れや細菌などによって炎症を引き起こし易いのです。包皮と亀頭が癒着していると皮を剥こうとした時や性行為のときなどに、激しい痛みに襲われることがあります。
真性包茎は余剰皮にいつも覆われているため汚れや細菌が溜まり、臭いが強くなることや感染症などに感染し易く、それをパートナーにうつしてしまうリスクも孕んでいます。特に真性包茎では仮性包茎と違い自分で清潔に保つ行為が出来ず、包皮と亀頭の癒着が起こっている場合に自己判断で治療をしてしまうと悪化させる可能性が高くなります。
そのような状態を発症したときには無理をせずに、出来る限り早く病院へ行くことを考えましょう。病院へ行くには勇気がいるかもしれませんが、痛みがある真性包茎は病気のひとつと考えてください。では病院の何科を初診で訪れるべきでしょうか。
真性包茎の治療は病院と美容外科で可能
真性包茎の治療をしてくれるのは、病院と美容外科です。病院の初診は泌尿器科で、治療を必要としている症状を改善するので、健康保険が適用されます。保険適用となるのは真性包茎と嵌頓包茎ですが、病院の場合は症状の改善を第一に考えるので、手術などのキズ痕が目立つことも否めません。
そこで美容外科の場合は健康保険が適用外となるので、費用の面では高額になります。その点では問題となりますが、外見を重視するのでキズ痕は小さく、ほとんど目立ちません。またキズ痕のほかのメリットとして、家族や会社に真性包茎の治療をしたことを知られずに済ませられます。
痛みなどの症状の改善か見た目の良さか、どちらを優先するかで選択の仕方は違ってくるでしょう。最近では泌尿器科でも見た目を小さくする手術を行う病院があるので、じっくりと探す事も大切です。それに手術だけに選択の重きをおかず、患者の状態を探ってくれるカウンセリングが行われるかも確認してください。
まとめ
真性包茎は仮性包茎と違い、自分で清潔さを保つセルフケアが出来ません。そのため細菌などの繁殖で臭いがきつくなり、痒みや発赤の原因ともなります。さらには包皮の先端である包皮口が極端に狭い場合には、排尿困難になることもあります。
手術自体は40分ほどと日帰りも可能で、抜糸の必要もありません。放置しておくことであらゆる感染症や排尿障害などが起こる可能性が高い場合には、積極的に包皮切開術や環状切開術を行うべきです。